こんにちは、ディレクトです。
住宅で使われる建築素材には、様々なものがあります。
その種類は、メーカーの努力もあり多種多様。
それらを、どのように組み合わせてデザインしようかと考えるだけでワクワクしてきます。
同じ素材でまとめれば、統一感のある空間になりますが、異素材を組み合わせて、質感の違いを楽しんでみるのも面白いのではないでしょうか。
異素材の組み合わせ方次第では、個性的な空間に仕上げることもできます。
外壁材で質感の違いを楽しむならば、「吹き付け塗装×ガルバリウム鋼板」という組み合わせ方。
吹き付け塗装の特徴は、仕上がりがキレイなこと。
複雑な模様や立体感を出すことができて、建物正面の目につく場所に使うことが多いかもしれません。
ガルバリウム鋼板は、金属ならではの重厚な存在感があり、全体に使うと重くなりがちですが、一部分に組み合わせればスタイリッシュな印象に仕上がります。
また、汚れが付きにくいというメリットもあります。
LDKで異素材の組み合わせを楽しむならば、「木材×モルタルorタイルorステンレス」。
自然素材の中に、無機質な素材を取り入れることでスタイリッシュな存在感が浮き立ち、個性的なインテリアコーディネートが仕上がります。
例えば、床を木材にして、キッチンの腰壁にモルタルやタイルを用いたり、ステンレスキッチンを採用したり。
温かさ×クールさの相反する印象が、それぞれの特徴を上手く引き立たせてくれます。
他にもまだまだユニークな組み合わせはたくさんあります。
みなさんは、どんな異素材の組み合わせを楽しまれたいでしょうか?
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こんにちは、ディレクトです。
設計士や建築家と言われる人々の多くは、建築物を設計するだけでなく、他の人が造った建物を見て歩くことも好きです。
世界には、数多くの建物が存在しますが、心の琴線に触れる建物に出会った時は、言葉にできない感動を覚えます。
それが、自分の設計や考え方に良い影響を与えることも少なくありません。
今日は、ディレクトの設計士が魅了された建築物についてご紹介したいと思います。
(引用元 www.kanazawa-museum.jp/daisetz/)
【鈴木大拙館】
鈴木大拙館は、金沢にある仏教哲学者・鈴木大拙の考えや即席を伝える美術館です。
小立野台地から続く斜面緑地を背景にした敷地に建てられています。
素晴らしいのは、建築単体の美しさではなく、ランドスケープを建築一部としてうまく取り入れ、鈴木大拙の世界感を空間で体現している点。
変化する自然を「空間の表情」としてデザインして、飽きのこない空間提案をしています。
住宅設計をする上でも、鈴木大拙館のように、室内インテリアだけではなく屋外空間までもデザインするように常に意識しています。
例えば、眺望が良い敷地であれば大きな開口を計画したり、密集地であればプライバシー性を考えた外から見えない中庭を作るなど。
いかに「その土地の良い点を最大限に生かした計画」が提案できるかを心がけています。
一生に一度の新築住宅を建てるのですから、唯一無二の家づくりをご提案したいですし、その土地だからできることを大切にしたいと思っています。
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こんにちは、ディレクトです。
今日は、昨年12月に福井県越前市に完成したばかりの「T HOUSE」をご紹介します。
1階はネイルサロン、2階は住居スペースの店舗併用住宅です。
1階店舗のアプローチ壁は、モルタルに墨を混ぜた独特な風合いで仕上げました。
店舗のアクセントとして、年月とともに変化していく素材の質感や表情を楽しめます。
2階住居スペースのメイン空間であるLDKは、大開口窓のある明るい空間になりました。
室内は、あえて壁を造らずに「ガラススクリーン」で間仕切りをすることで、開放感を演出。
空間に広がりを生むだけでなく、自然光を遮らないことで室内全体を明るく照らしてくれます。
ベランダへ続くリビング窓際は、床より1段高い小上がりにしました。
ベンチのように使ったり、バルコニーの出入りがしやすかったりします。
ベランダは、スリットを設けた高い壁で囲っているので、抜け感を出しながらもプライバシー確保を両立した設計となっています。
1階と2階は、照明が主役の吹き抜けホールで緩やかに繋がっています。
ここもガラススクリーンで囲うことで、視線と光を遮らずに開放感をだしています。
また、生活音が下に漏れない遮音効果もあります。
キッチンダイニングは、インテリアをモノトーンでまとめて重厚感と上質さを表現。
木調と間接照明が加わることで柔らかな雰囲気を纏い、落ち着きのある心地よさを与えてくれています。
T HOUSEでは、店舗設計の手法を生かして、ガラススクリーンや吹き抜けホールなどの住宅デザインではあまり使われない素材を使った住宅設計をご提案しました。
働く時間も住居でくつろぐ時間も、どちらも大切にした店舗併用住宅です。
「のびやかに暮らす店舗併用住宅」のWORKSはこちら▼
こんにちは、ディレクトです。
弊社では、住居だけでなく店舗併用住宅も数多く手掛けています。
本社からも近い白山市美川にある『鮨 美浜』も、ディレクトが建築させていただいた店舗併用住宅です。
「鮨 美浜」は、新鮮なネタを使った質の高いお寿司をリーズナブルに食べられると人気のお店。
特に6月ごろに出る「生しらす丼」が有名で、県外からいらっしゃるお客さまも多いとか。
ディレクトのスタッフも、何度もお寿司を食べにお邪魔しています。
5年前に以前のテナントから移り、現在の店舗兼住宅で再スタートされました。
1階が店舗、2階が住居スペースとなっています。
店主からのご要望は、「高級感がありながらもカジュアルな雰囲気」。
大通りからも目を惹く印象的な外観デザインで高級感を出し、内装はカジュアルで明るい雰囲気をご提案しました。
正面には窓を設けず、中を見せずに看板も小さめにした高級店の佇まいに。
外壁を左官仕上げにして、手仕事の上質な雰囲気をプラスしています。
造作の引き戸を開けてエントランスを進んでいくと、石張りのシックなカウンターのある和モダンなワンフロアの店内へ。
建物サイドのFIX窓から豊かな採光を取り入れて、明るく広がりのある印象に仕上げました。
大きなカウンターテーブルは造作したものです。
「鮨 美浜」で使用している器が、流木のような重厚感のある特長的なものなので、それを引き立たせる雰囲気・デザインで設えました。
店主が、カウンター内からお店全体を見渡せるようにして、店主とお客さまとの心理的な距離感を近く保ち、カジュアルさも添えています。
店舗建築では、お店のコンセプトや店主の想いを汲んだ設計はもちろん、いらっしゃるお客さまが居心地よく過ごせる空間をお造りしなければならないと思っています。
その点で、住宅設計よりも空間の雰囲気や印象が重視されます。
じっくりと対話をして、店主もお客さまもご満足いただけるご提案をさせていただきます。
こんにちは、ディレクトです。
今日は、弊社の福井オフィスをご紹介します。
福井オフィスは、福井市の中心市街地にあるショッピングモール「エルパ」のすぐ後ろのビル内に事務所を構えています。
コンクリートうちっぱなしの3階建てビルには、他にデザイン会社などクリエイティブな業種の企業が集まっていて、私たちも少なからず刺激を受けていると感じています。
そんな中で、福井オフィスには2名の設計士が在籍。
お客さまの理想の家づくり、店舗併用住宅などをお打ち合わせから設計まで、一貫して担当させていただいています。
事務所内は、コンクリートブロックの間仕切りや収納棚など、モノトーン系でまとめた空間です。
じっくりと落ち着いてお打ち合わせしていただけるよう、お子さまスペースもご用意しています。
ひと際存在感のある本棚には、建築関係の書籍やお打ち合わせで使った建築模型を並べており、来社されたお客さまにも人気です。
もちろん手に取ってご覧いただけます。
立体的な模型は、完成予想図を頭の中でイメージしやすく、想像も膨らみます。
福井オフィスにいらっしゃったときは、ぜひそんな家づくりのアイデアも探してみてください。