こんにちは、ディレクトです。
弊社では、住居だけでなく店舗併用住宅も数多く手掛けています。
本社からも近い白山市美川にある『鮨 美浜』も、ディレクトが建築させていただいた店舗併用住宅です。
「鮨 美浜」は、新鮮なネタを使った質の高いお寿司をリーズナブルに食べられると人気のお店。
特に6月ごろに出る「生しらす丼」が有名で、県外からいらっしゃるお客さまも多いとか。
ディレクトのスタッフも、何度もお寿司を食べにお邪魔しています。
5年前に以前のテナントから移り、現在の店舗兼住宅で再スタートされました。
1階が店舗、2階が住居スペースとなっています。
店主からのご要望は、「高級感がありながらもカジュアルな雰囲気」。
大通りからも目を惹く印象的な外観デザインで高級感を出し、内装はカジュアルで明るい雰囲気をご提案しました。
正面には窓を設けず、中を見せずに看板も小さめにした高級店の佇まいに。
外壁を左官仕上げにして、手仕事の上質な雰囲気をプラスしています。
造作の引き戸を開けてエントランスを進んでいくと、石張りのシックなカウンターのある和モダンなワンフロアの店内へ。
建物サイドのFIX窓から豊かな採光を取り入れて、明るく広がりのある印象に仕上げました。
大きなカウンターテーブルは造作したものです。
「鮨 美浜」で使用している器が、流木のような重厚感のある特長的なものなので、それを引き立たせる雰囲気・デザインで設えました。
店主が、カウンター内からお店全体を見渡せるようにして、店主とお客さまとの心理的な距離感を近く保ち、カジュアルさも添えています。
店舗建築では、お店のコンセプトや店主の想いを汲んだ設計はもちろん、いらっしゃるお客さまが居心地よく過ごせる空間をお造りしなければならないと思っています。
その点で、住宅設計よりも空間の雰囲気や印象が重視されます。
じっくりと対話をして、店主もお客さまもご満足いただけるご提案をさせていただきます。
こんにちは、ディレクトです。
今日は、弊社の福井オフィスをご紹介します。
福井オフィスは、福井市の中心市街地にあるショッピングモール「エルパ」のすぐ後ろのビル内に事務所を構えています。
コンクリートうちっぱなしの3階建てビルには、他にデザイン会社などクリエイティブな業種の企業が集まっていて、私たちも少なからず刺激を受けていると感じています。
そんな中で、福井オフィスには2名の設計士が在籍。
お客さまの理想の家づくり、店舗併用住宅などをお打ち合わせから設計まで、一貫して担当させていただいています。
事務所内は、コンクリートブロックの間仕切りや収納棚など、モノトーン系でまとめた空間です。
じっくりと落ち着いてお打ち合わせしていただけるよう、お子さまスペースもご用意しています。
ひと際存在感のある本棚には、建築関係の書籍やお打ち合わせで使った建築模型を並べており、来社されたお客さまにも人気です。
もちろん手に取ってご覧いただけます。
立体的な模型は、完成予想図を頭の中でイメージしやすく、想像も膨らみます。
福井オフィスにいらっしゃったときは、ぜひそんな家づくりのアイデアも探してみてください。
こんにちは、ディレクトです。
玄関は家の顔。
毎日使う場所だからこそ、スッキリと整った気持ちの良い空間を作りたいものです。
今日は、これまでに建築させていただいた「玄関事例」を集めてみました。
【I house】
開放感のある吹き抜けの玄関
右手の壁にガラスを用いたことで、より広がりを感じられます。
床材をタイルにしてラグジュアリー感を演出。
【HY house】
奥行きがあっても採光豊かな明るい空間。
玄関横のインナーガレージとはガラス扉で繋がっており、室内からガレージを見せる演出に。
【H house】
玄関の奥に中庭を設けて抜け感が出るように。
シンボルツリーの見える開放的な玄関が、家族やゲストを気持ちよく出迎えてくれます。
床はモルタルで仕上げ、浮遊感のあるスケルトン階段が印象的です。
【HT house】
重厚感のある造作の玄関扉を開くと、田園風景が広がる玄関ホール。
奥の壁面を全面FIX窓にして、景色の良い立地を生かしたデザインです。
使い心地のよいフラットな玄関に仕上げています。
【C house】
玄関に入るとすぐにLDKがある、余分な空間を省いたミニマルな設計。
大きな窓からの採光と吹き抜けで、開放感のある明るい空間に。
【F house】
広く奥行きのある玄関。
壁面にタイルを用いたアクセント装飾が特徴的なインテリア。
シックな色合いにまとめて、落ち着いた雰囲気を演出しています。
【HK house】
玄関横の壁の一部をガラスにすることで、空間の広がりを感じられる空間。
シューズボックスとベンチが一体となった造作家具を設置しました。
限られた空間である玄関は、お施主さまの個性が出やすい場所。
ディレクトでは、デザインはもちろん、使い心地も考えた玄関をお施主様と一緒に考え、お造りします。
ご紹介した家の内観やその他の施工事例は、ホームページ内の「WORKS」(www.direct-co.com/works/)にてご紹介しています。
こんにちは、ディレクトです。
今年は、記録的な大雪が北陸を襲い一時はどうなることかと思いました。
元々快晴日数の少ない北陸ですが、時々顔を見せる爽やかな青空が、私たちの心まで晴れ晴れとした気分にさせてくれます。
晴れる日が少ない分、北陸に住む人たちは、太陽の光の有難さや心地よさを敏感に感じ取り、大切にしているような気がします。
家づくりにおいて、私たちは、この「光」とのつながりを感じられる空間設計を大切にしています。
日中は、室内に豊かな自然光を取り込み、明るく心地よい雰囲気を作り出します。
床から天井までの大きな窓であれば、1日を通して生活に十分な光を取り入れることができます。
光は、室内を明るくするだけでなく、床や壁に陰影を映し出します。
季節や時間によって変化しながら、空間に豊かな表情を添えてくれます。
それを楽しむ心は、日本人らしい美的感覚かもしれません。
夜は、「照明の光」で心豊かな暮らしを演出します。
例えば、リビングの照明には、ダウンライトの柔らかい光を選びます。
光源はあえて壁向きに設置して、明暗のある落ち着いた雰囲気を演出します。
他にも、階段下に照明を設置して影が落ちるようにしたり、シンボルツリーには下からアッパーライトを当てて立体的に見せる視覚効果を演出したり。
時には、店舗設計ならではの照明手法も用いて、陰影を楽しむ居心地の良い空間をお造りしています。
普段はあまり意識していないかもしれませんが、暮らしの中の様々な光と影を楽しんでみてはいかがでしょうか。
こんにちは、ディレクトです。
普段の生活で天井の高さについてあまり意識することはないかもしれませんが、実は「天井高」(床から天井までの高さ)は、空間の印象を変える大切な要素の一つです。
先日開催した内見会では、ご来場のお客さまから
「外から見ていた印象より、室内がとても広くて驚きました。明るく開放感があって、とても居心地がいいです。」
といったお声をたくさんいただきました。
これは、限られた敷地の中で床面積を広くするのではなく、天井高を高くすることで開放感のある空間をお造りしたからです。
それなら、できる限り天井高を高くすれば理想的な家になるのでは?と考えてしまうかもしれませんが、そうとは限りません。
お施主さまご家族の生活スタイルやお部屋によって、理想的な天井の高さは異なると思います。
例えば、LDKのようなお部屋は、天井高を高くすることで、広々と開けた印象の空間になります。
ディレクトの設計であれば、LDKの天井高の標準的な高さは2.4m。
吹き抜けの場合は、天井高が3.4~3.5mです。
吹き抜けほどの天井高が高い空間であれば、“特別な空間”に見せることができます。
逆に、トイレや寝室のようなお部屋は、天井高を2.1~2.2mと低くすることで、程よい密閉感が落ち着いた雰囲気を演出してくれます。
このように、天井高を意識するだけで、開放感のある部屋や落ち着いて過ごせる部屋など、ご要望に沿った雰囲気の空間を計画することができます。
決まりきった形はないので、設計士がお客さまとの対話を通じて、居心地良く過ごせる空間をお造りしたいと思っています。