COLUMN

CATEGORY :「家づくりコラム」に関連する記事一覧

土地の魅力を引き出す住まい

こんにちは、ディレクトです。

北陸は、全国でも住みやすさや幸福度が高いエリアと言われています。

夏は暑いし、冬は雪が降るし、曇天の日も多いのになぜだろうとおもっていたら、県外の友人に、

北陸は、すぐ近くに美しい山も海もあるし、食べ物もおいしいし、人が密集していなくて暮らしやすそう

と言われて、なるほどと思ったことがあります。

ずっとこの地に居ると、この土地の魅力に鈍感になってしまうのでしょうか。

家づくりにおいても、同じだと思います。

一般的に、四角く家が建てやすい土地は人気があります。

しかし、そのような土地は高いことも多く、また人気の土地だからいい家が建つというわけでもありません

どのような土地でも、その土地の魅力を活かした家を建てることができます

変わった形の土地に建つ、素晴らしい設計の家もたくさんあります。

ただ、設計者やお客さまが、その土地の良さに気が付いていないだけなのです。

ディレクトでは、お客さまからご予算やご要望を伺った上で、

変形の土地を選んではどうですか?

とご提案することもあります。

変形の土地は安いことも多いので、その分建物に予算を配分できます

無理に高い土地を買うよりも、理想の住空間を作ること、つまり建物にお金をかけた方が、暮らしが豊かになるのではないでしょうか。

周りの環境を上手く取り入れ、その土地の良さを引き出すにはどうしたらよいのか?

常にそのようなことを考えて、そこに暮らすことが楽しくなるデザインや設計をご提案しています。

完成見学会に行く理由

こんにちは、ディレクトです。

今年もあと半月となりました。

2020年は、石川と福井で多くの完成見学会を開催しました。

たくさんのお客さまに、ディレクトが建築した家をご覧いただけて嬉しく思います。

家づくりをする前に、ほとんどの方が完成見学会に行かれます。

1社だけで決める方もいれば、何社もまわって比較検討するという方も多いと思います。

私たちとしても、一度は完成見学会に行って、実際にどんな家を建てているのかを見ていただくのがよいと考えています。

実際の家を体感してみると、ホームページや雑誌の写真で見ていた印象とは違う場合もあります。

広さ、天井の高さ、デザイン、雰囲気などが、思い描いている家と合うのか、合わないのかを判断することもできます。

もう少し広いリビングがいい

窓は大きい方が好きかも

など、ご自身の家づくりのヒントを得ることもできます。

ディレクトの完成見学会にいらっしゃる時は、ぜひ次のようなポイントに注目してみてください。

【デザイン】

外観・内観のどちらも、スッキリと見せるデザインに仕上げています。

例えば、窓であれば、位置を揃え、窓がある面には大きな開口部を、ない面は無駄なものを作らずシンプルにして、メリハリのあるデザインにしています。

また、借景や狭小住宅、店舗併用など、その土地を生かした設計・デザインも心がけています。

【内装仕上げ】

床と壁をつなぐ「はばき」や「サッシ」は、オリジナルの細いスタイリッシュなデザインのものを採用しています。

また、枠がない床から天井までの扉を入れるなど、空間デザインの邪魔をせず、より開放感を生みだす空間づくりをしています。

見学にいらっしゃったお客さまから、「普通の家のデザインと違う」と言われることがありますが、これは私たちが店舗建築を手掛けているからこそ、住宅ではあまり使用しない資材や、特徴的なデザインをご提案できるのです。

完成見学会で気になるところがあれば、スタッフにどんどん尋ねて構いません。

来年も完成見学会を予定していますので、ぜひ一度ディレクトの家を体感しに来てみてください。

暮らしに適した広さ

こんにちは、ディレクトです。

土地の購入から考えていらっしゃるお客さまから、「住宅を建てる時は、どのくらいの広さが必要ですか?」と聞かれることがあります。

たしかに、理想の家を建てるための広さを悩まれる方は多いです。

ディレクトで建築されるお施主さまの平均的な建坪は、20坪前後~35坪半ばが多いでしょうか。

しかし、広ければその分予算がかかりますし、広ければ暮らしが豊かになるかというのも違う気がします。

ご家族の暮らしに適した広さとは?

これには、いつも頭を悩ませながら設計をしています。

数学のように、誰にでも当てはまる「正解」があるとよいのですが、お客さまお一人おひとりのご予算や暮らし方、理想とするものが違うので簡単にはいきません。

ディレクトがご提案をする時に大切にしているのは、「広さ」よりも「暮らし方」。

お話しをじっくり聞いて、理想の暮らし方が叶えられる家を考えます。

よりシンプルに、無駄をなくして、その分の費用をよりお客さまが望む暮らし(内装・家具・インテリアなど)に使っていただこうという考え方です。

予算的に土地が少し小さいと感じられる場所でも、必要のないスペースは省き、必要なスペースをしっかり確保するので、「思っていた以上に広い空間に感じられる」とおっしゃっていただくことも多いです。

暮らしに適した広さ」は、私たち設計士とお客さまの“対話”の中から生まれます。

面積の大きさにこだわるのではなく、心豊かに暮らせる住空間に焦点を置いて家づくりを進めてみてください。

家づくりのための住宅模型

こんにちは、ディレクトです。

注文住宅のご提案をする際に、住宅会社はさまざまな方法で家のイメージやコンセプトをお客さまにご説明します。

間取り図手書きパースで説明したり、パソコンで3Dパースを作成したり…。

たくさんの方法が考えられる中で、ディレクトでは「住宅模型」をお造りしています。

その理由は、「より分かりやすく、家のイメージや良さをお伝えできる」からです。

図面やスケッチなどの平面図だけでは「なかなか完成イメージがつかない」ことも、模型でご提案すると、言葉にしなくてもイメージの共有ができたりします。

完成する家は立体ですから、ご提案の時から立体的な模型でご説明したほうが、お客さまもより具体的に、より細かなところまで、想像力を働かせることができます。

ディレクトでは、初回のヒアリング後のファーストプラン(ご契約前)の時から、1/100スケールの模型を活用してご提案します。

ご契約前に、土地に対しての建物の大きさや、屋根の勾配や軒の出方、デザイン、窓の位置などを、あらゆる角度から見ていただきます。

見る角度によっては、印象が変わったり、「もっとこうしたい」と意見がでてくることもよくあります。

北陸では駐車スペースも必要ですから、車のミニチュアを使って乗り入れ方をシミュレーションすることも…。

模型であれば、平面図ではイメージがしづらい細かなところまで、イメージをすり合わせていくことができます

模型は、ご予算やご希望に合わせて何度か作り直します。

その度に、よりお客さまの理想の家ができていきます。

だからなのか、ご契約後、そして暮らし始めてから「もっとこうしておけばよかったと後悔されることは少ないと思います。

私たちにとっても、お客さまが模型を見ながら楽しそうに家づくりをされていることが、何よりも嬉しいことです。

今日も、設計士が住宅模型を作っていました。

先日、初めてご相談にいらっしゃったお客さまの模型です。

完成まで1~1.5日ほどかかるのでまだ途中でしたが、できあがりが楽しみです。

ディレクトの事務所の本棚にも、これまでに製作した模型がたくさん並んでいます。

ご来社の際は、ぜひじっくりご覧になってみてください。

適切な収納

こんにちは、ディレクトです。

先日、冬物衣類を出すついでに収納の中の物を整理してみました。

クローゼットや収納を開けて、改めて物を出してみると、こんなにも着ない・使わない物があったのかと驚きました。

最近は、物をあまり持たない「ミニマリスト」志向の方が増えていますが、「収納はできるだけ多く」というご要望は少なくありません。

建築業界では、理想的な収納量は「床面積の1割」と言われています。

これは、家族構成や所有物が多い人にとっては、少ないと感じる量だと思います。

しかし、収納が多いと居住スペースが狭くなるので、収納はたくさんあればよいものでもなく、ご家族に合った「適量」を考えなければなりません。

適切な量の収納」を作れるのも、注文住宅のメリットです。

お施主さまが「ちょうどよい」「使いやすい」と感じられるものを設計士と一緒に考えていくのが良いと思います。

アウトドアが好きな方なら玄関に大きめの収納を、洋服が好きな方ならクローゼットを大きめにするなど、生活スタイルに合わせてお施主さまが求める「使い方」「大きさ」「」「デザイン」などを、お話の中から感じ取って計画しています。

適切な収納量に“正解”はありません。

「収納数」は増やせなくても、1つの収納で「収納量」を増やすこともできます。

1段を2段の収納にしたり、可動棚にして使う時期に合わせて変化させられるようにしたり

効率の良い棚を考えられるのも、収納計画のおもしろさではないでしょうか。