COLUMN

景色のある空間

こんにちは、ディレクトです。

家を設計するときに、光や風などの自然との関わりは切っても切れません。

その室内と屋外をつなぐ役割をしてくれるのが「窓」です。

窓は、光や風を通すだけでなく、外の景色をとりこみ、室内空間で過ごす時間を豊かなものにしてくれます。

日常に景色のある暮らしは、心を整えてくれます。

中庭のプライベートな景色を楽しんでもいいですし、周辺の景色を生かした「借景」を取り込むのもひとつのアイデア。

お庭が見える窓、田園風景を望む窓、青空が広がる窓と、どの位置に窓を付けるかで景色も変わってきます。

最近は、「大きな窓にして景色を楽しみたい」というご要望も多く聞かれます。

ただ、どこにでも大きく窓が作れるわけではありません。

お住まいになる土地や気候、デザインのバランスも大事になってきます。

その周辺環境の良さを理解した上で、メリハリのあるデザインを心がけています。

また、景色を楽しもうとすると、案外と窓枠(サッシ)が邪魔になることもあります。

サッシを見せない工夫をするだけでも、印象は変わります。

景色を取り込む窓にも、こんな細やかな気配りを忘れてはいけないのです。