COLUMN

ヴィンテージを楽しむ暮らし

こんにちは、ディレクトです。

ミニマリストコンパクトシンプル

最近、このような暮らし方が若い人に人気です。

白を基調とした空間やモノトーンで統一した家、余計な物を持たずにスッキリ整った暮らし方は、スタイリッシュでかっこいいです。

しかし、経年変化で味わいが深まっていく「ヴィンテージ感」というものまた、愛着を感じられていいものです。

弊社で施工したリノベーション工事の一例をご紹介させていただきます。

元のお住まいは、祖父の代からずっと住み続け思い入れのある、築100年ほどの木造住宅。

古いけれど深みと個性が感じられる柱や梁の躯体(くたい)のみを残し、それらをあえて表しにして風合いを出しながら、新しい形で次の世代へと受け継ぐことに

これまで使用していなかった素材、例えば、鉄骨の手摺やスチールの棚などを組み合わせて、現代に合う居住空間をご提案しました。

ヴィンテージ感ならではの深い味わいが引き立った『無機質×有機質の融合』は、新築では表現できない魅力・表情を引き出すことができます。

欧米の人々は、「良い家に長く住み継ぐ」、「良い物を長く使い続ける」という考え方を持っています。

つまり、新しい物より「使い込まれた古い物=ヴィンテージ」に価値を見出しているのです。

家も、築年数が古いほど、価値が高くなっていくそうです。

「ヴィンテージ」の魅力は、使い込まれたことで生まれる深い味わいや個性を楽しめること

そして、大切に使い続ける中で生まれたストーリー(愛着心や思い出)を残し受け継いでいけることです。

エイジングの風合い、特に50年以上使い込まれたものは、新しい建材では出せない深みがあります

間取りや住宅性能は全て新しくして、住み心地は向上させながら、ここでまた新しいストーリーを、ひとつ、またひとつとプラスしていく楽しさがあります。

これからも、このお住まいのように、長く愛着を持って住み継いでいける家づくりをしていきたいと思っています。