COLUMN

設計士が魅了される建築 【落水荘】

こんにちは、ディレクトです。

世界中には、星の数ほど多くの建築があります。

その中には、多くの人々を惹き付けてやまない「名建築」と言われるものがあります。

今回ご紹介する【落水荘】もその一つです。

(引用元 hash-casa.com/2019/07/13/fallingwater/

落水荘は、アメリカ・ペンシルベニア州のピッツバーグ郊外にあり、ユネスコ世界遺産にも登録されている建物です。

1936年にアメリカの実業家エドガー・カウフマンの邸宅として、世界的に有名な建築家であるフランク・ロイド・ライトによって設計されました。

英語名は【Fallingwater(フォーリング・ウォーター)】。

写真からも解りますが、滝の上に建てられており、自然と調和した美しい佇まいが特徴です。

カウフマンの「滝を眺めて過ごしたい」という要望に、フランク・ロイド・ライトは滝の上に建築することで、ただ眺めるだけでなく「滝と共に暮らす」という設計で応えたのだとか。

コンクリートの構造を活かした極薄なキャンチレバー(片持ち梁)を多用して、屋根を極力低くしたデザイン、建具とのバランスなど、どこを見ても洗練されています。

85年前のデザインとは思えない、現在でも充分適応する設計です。

感動や影響を受けた建築は、自分の設計や考え方に良い影響を与えることも少なくありません。

私たちも、フランク・ロイド・ライトのように、お客さまのご要望に期待以上で応える設計をしたいと考えています。