COLUMN

動線をデザインする。

こんにちは、ディレクトです。

家づくりにおけるこだわりの優先度は、人それぞれ違いますが、家事をスムーズにしてくれる「動線づくり」に強いこだわりを持つ方も多いと思います。
回遊動線や間取りの配置など、ストレスを軽減してくれる動線づくりにはポイントがあります。
ただ、そればかりに気を配りすぎるあまり、でき上がった時に「なんだか自分が思い描いていた家とは違うかも」と思うのでは本末転倒ではないでしょうか。

もちろん、使いやすい「動線づくり」は、居心地の良さにもつながるので重要なことです。
しかし、どのような空間を作りたいのかということも、忘れないでいてほしいのです。

例えば、こちらのY Houseのキッチンは、シンプルでスッキリとしたデザインに仕上げました。

奥さまが「動線が悪くなってもいいので、冷蔵庫をリビングから見せたくない。」と希望されたので、パントリーの奥に冷蔵庫置き場を設けました。

こちらのS Houseでは、クローズ・オープンできる扉付きの食器棚をお造りしました。
開け閉めする手間はかかりますが、家電や食器を見えない所に収納できるシンプルで美しい空間に仕上げています。

ディレクトのお客さまには、使い勝手だけではなく、「自分の好きな空間を楽しみたい」とあえてデザイン目線での家づくりを望む方が多くいらっしゃいます。
空間のデザインを意識するから使い心地は二の次、というのではなく、いかにしてデザインも心地よさも兼ね合わせた空間を作り上げるか?を大切に考えています。

Y様のように「冷蔵庫を見せたくない」というご要望であれば、どうすればよりスムーズに動ける動線上に設けられるか?にこだわって設計しています。

動線もデザインする。
設計事務所だからこそ、お客さまのご要望にお応えできる家づくりをご提案させていただきます。